2025年2月17日(月曜日)
学園創立者命日2025:02:17:12:49:51
本日、学園創立者である荻原得髄先生の
命日を迎えました。
全教職員、全校生徒で黙祷を捧げ、
先生のご冥福をお祈りいたしました。
荻原得髄先生は、1901年(明治34年)
に現在の福井市清水町で
お生まれになりましたが、
幼少の頃に両親と死別され、
お寺に預けられました。
そして、住職となるべく
厳しい修行の日々を送る中で、
いつしか「人を教え導く人になりたい」
という強い志を抱くようになられました。
しかし、当時の先生は
寺の住職を目指し、
寺を継ぐために仏に仕え、
修行に励む身でした。
このまま住職として
人生を歩む道もあれば、
他にやりたいことも芽生え始めており、
先生は大きな葛藤を抱えていたようです。
悩んだ末に師匠に相談したところ、
「どちらも仏に仕える道である。
最後は自分が決めなさい」
という教えを受け、
先生は自分の心に決着をつけ、
寺を継ぐのではなく、
教育の道へと進むことを決意されました。
学園創立まで、そして創立後も、
戦争、震災、水害など、数々の苦難が
先生を襲いました。
時には心が折れそうになることも
あったようですが、
その時、先生の心の支えとなったのは、
師匠から教わった「一点を凝視せよ」
という言葉でした。
「一点を凝視せよ」とは、
荻原得髄先生の座右の銘であり、
わかりやすく言えば、目の前のことに
熱中・夢中・集中していけば、
必ず未来は拓かれていくという意味です。
太陽の光を一点に集めれば、
火がつくほどの高温になります。
熱中・夢中・集中することは、
未来を拓くための大きなエネルギーを
生み出すと言えます。皆さんの中には、
素晴らしい可能性があります。
これからのやりたいこと、好きなこと、
得意なことに熱中・夢中・集中して、
自分の可能性を切り拓いきましょう!