学校の活動が軌道にのってきました

2020.06.22

 新型コロナウイルスの流行によって社会全体の活動か様々な面で大きく制限されてきましたが、6月19日からは県境を越えての移動ができるようになるなど、少しずつ元の社会状況に戻りつつあります。しかし、東京ではかなりの数の感染者が連日出ているなど、まだまだ油断はできません。自粛疲れという言葉も聞きますが、何万人という人が亡くなっているアメリカなどのニュースを見ると、気を緩めると大変なことになると改めて思います。何とか早くワクチンや特効薬が開発されるよう、研究者の皆さんに頑張っていただきたいと願うばかりです。

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    家庭基礎のスクーリング。今年度の「家庭基礎」は調理実習でなく講義となりました。

 さて、本校通信制では4月の末からオンラインでの指導を行ってきましたが、5月の末からは基礎講座を、そして6月からはスクーリングを通常通り教室で行っています。また、専門学校進学や就職を目指す生徒に対する指導も始まり、延期していた健康診断も実施できました。例年、家庭基礎の授業で行っていた調理実習が講義に変更になるなど、一部いつもの年とは変えざるを得ないものもありますが、ようやく令和2年度の活動が軌道に乗ってきた感じです。

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専門学校進学に向けて数学の学習に取り組む生徒たち。座席の間隔を広く空けて座っています。

 本年度は大学や専門学校のオープンスクールがオンラインなったり、就職に向けて企業を知る重要な機会であるサマー求人企業説明会が全て中止になったりなど、進路決定に向けた情報収集が困難な状況になっています。こうした中でも、3年生の生徒にとっては進路決定の時期が一日一日と近づいています。先日の3年生のキャリア教育の授業では、改めて自分の進路について考えました。進学を目指す生徒も就職を考えている生徒も、自分の目指すところをしっかりと定め、それに向けて強い気持ちで着実に努力していってほしいと思います。

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困難な状況でも自分の力で乗り越えていってほしいと思います。

 

 例年とは違う状況に対して危機感を感じているのでしょうか、3年生の生徒たちがスクーリングや講座などにほとんど休まず出席しているのは頼もしい限りです。