6月 相談室だより

2015.06.08

新緑のまぶしい季節がやってきました。今年は季節外れの台風が来たかと思えば、夏かと思うほどのこの暑さ(^_^;)。そろそろ衣替えの時期も近づいてきましたね。

さて、新学期が始まって一ヶ月が過ぎたころは、不安や緊張など張りつめた気持ちがゆるみ、ドット疲れが出てくる季節でもあります。それが"ストレス"に発展しないように日頃から心がけたいですね。今年度も、昨年度より引き続きカウンセラーとして努めてまいりますので、皆様よろしくお願いいたします。

◇◆◇ストレスとうまくつきあう◇◆◇

ストレスは、最初はほんの些細なネガティブ思考から始まるといわれています。それが気づかれないまま見過ごされ、次々と沢山の不安材料が重なり、そして最終的にストレスになって表れるのです。ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう・・・など、困った事が起こる確率と、良いことが起こる確率は同じかもしれないのに、人はどうしても悪い現実の方を考えたがるのです。

◆◇原因追求に時間を費やさない◇◆

原因は元々一つではなく、たまたま最後の出来事がきっかけとなって、コップから水が溢れ出るように心身のバランスを崩してしまうのです。また、過去からの傷ついた記憶や、未来に対する不安なども多く、原因を特定するのは難しい場合があります。それよりも「これからどうなりたいのか・・」とか「今より少し良くなるにはどうしたらいい・・」など、違う視点の見かたもふくめた未来思考が大事です。

◆◇望む理想を描き、その過程で起こり得るさまざまな状況も想定しておく◇◆

"災難は忘れたころにやってくる"ということわざがあります。

生きていると何かひとつ問題が解決すれば、順に次の課題のテーマが用意されてくるのが現実ではないでしょうか。

お金の苦労が済めば次は健康、家族との関係、仕事、住まいなど...順番にうまく来るものです。でも、それでも普通に住む家があって毎日の食事ができる。あたりまえな生活ができていること自体、視野を広げて観てみると本当に奇跡的なことかもしれません。あらゆる状況を想定しながら、それでも生かされている生活に感謝して、自分の望む理想を描いていきましょう。