2024年5月 6日(月曜日)
挑戦者の横山大観!2024:05:06:07:15:17
GWの5月3日に福井県立美術館へ
「横山大観展」を観に行ってきました。
横山大観は、明治から昭和にかけて
活躍した日本画家で、
福井に縁のある岡倉天心を師と仰ぎ、
師や友であった菱田春草らとともに、
それまでの日本画にはなかった
新しい試みに積極的に挑戦し、
日本画の新境地を開拓。
近代日本画のジャンルを作り上げました。
ちなみに岡倉天心は福井に縁があり、
東京美術学校創設に力を尽くした人です。
イヤー素晴らしい挑戦者ですね。
当時は、文明開化、西洋文化の
急激な流入の時代の中、
新しい日本画の文化を創り出すのは
流石としか言い様がありません。
また、大観は福井とも結びつきが強く、
特に越前紙すき職人、初代岩野平三郎が
作り出した和紙には、濃淡やにじみなど
独特な味わいが出ることもあり、
好んだ使ったようですね。
展覧会では岩野平三郎との結びつきも
知ることができますよ。
近代日本画を作り出した作品は、
どれも圧倒される作品ばかりです。
なお、大観は富士を好んで描き、
約2000点ほど作品があるそうです。
ちなみに私の一押しは龍の作品。
大胆かつ繊細にして迫力満点です。
作品を入れ替えもある展覧会。
特に日本一長い画巻「生々流転」は、
5月16日から公開だそうです。
とっても楽しみですね。
公開後はもう一度観に行きます。
皆さんもよかったらどうぞ。
日本画の素晴らしさを大観だけに
体感できますよ!