君子は諸（これ）を己に求む

小人は諸を人に求む

東洋古典『論語』

「小人は何事も他人の力を期待し

頼りにして行う。

これに対して君子は、

何事も他人の助けを頼りにせず

自力を尽して行う」といっています。

「吾（われ）少（わか）くして

賤（いや）し」と『論語』で

告白している孔子の幼少期は、

決して恵まれたものではなく、

春秋時代の荒れ狂う戦火の巷を、

早くに父親を亡くし、

母親を助けて暮らしました。

貧しくやるせい毎日であったようです。

しかし、何事も自分で行うという

「自立の精神」はその頃に

培われたもののようです。

この「自力主義」ともいうべき

心構えの重視は、しばしば『論語』にも

登場する孔子らしさの一つであります。

致知一日一語より

今日は解説そのものズバリです。

ベクトルを自分に向けることが大切です。

他人ではなく自分。

今日も一日挑戦です！