2022年2月12日(土曜日)
アスリートから学ぶ2022:02:12:18:39:57
北京オリンピックでアスリートが
躍動している姿には勇気をもらえる。
また、メダルを取ったアスリートからは
学ぶことも多い。
昨日はスノーボードハーフパイプの
平野歩夢選手が悲願の金メダルに輝いた。
心技体ともに充実させ迎えた
北京オリンピック。
プレッシャーのかかる
ラスト三回目の滑りで見事逆転優勝。
平昌では逆にショーンホワイト選手に
逆転負けを喫した場面と重なる。
平野選手が金メダルを獲得できた要因は
ズバリ心の強さだと思う。
体力的にも技術的にも文句なしのトップ。
ただ、試合には想定外のことが
度々起こるのも事実。
今回、平野選手の2回目の滑りは
だれが見てもトップの滑りだったはず。
しかし、得点は伸びず2位。
もし、ここで平野選手が心を乱して、
コントロール不能になっていたならば
今回の金メダルはなかったであろう。
本人のコメントも「おかしいと思いつつ、
イライラしていた」。とある。
ただ、ここで冷静さを失わず
心をコントロールし、
この日のために隠してきた
新技はリスクが高いとして回避。
最後の滑りで演技の高さと
着地の完成度を高めれば
トップに立てると読み、3回目に集中。
見事逆転勝ちを手繰り寄せた。
どんなに体力があっても、
だれにもできない技があっても、
最後は心の冷静がなければ
勝利することはできない事例。
もし、怒りのまま新技に挑んでいたら
失敗したいた可能性が高い。
さらに、得点が伸びなかったことを
引きづっていたら、集中力を欠き、
3回目は失敗に終わっていただろう。
この勝負を冷静に読み切る心の強さは、
猛練習に裏打ちされた自信からくるもの。
今までやってきたことを出せば勝てる。
一時は気持ちが乱れたものの、
冷静さを取り戻し、勝つための分析をし、
やるべきことを選択。
そして集中できた心の強さに学びたい。