2021年12月21日(火曜日)
校長式辞!2021:12:21:12:47:30
第二学期終業式で伝えた三つのこと。
一つ目は当たり前に感謝です。
先週末より雪が降りましたね。
福井県人として雪を見ると
何かブルーの気持ちになりますが、
一方でその雪のおかげで
水には苦労していないともいえます。
蛇口をひねれば公園でも
安心・安全な水が出るのが日本。
しかし世界ではどうでしょうが?
水に関する数字です。
「約180万人」
約180万人という数字は
何を表している数字だと思いますか?
国連の機関ユニセフ
(国際児童基金)が
発表している数字ですが
これは毎年きれいではない水、
つまり不衛生な水を飲んで
命を落とす子供達の数です。
世界では約180万人という子供達が
水で命を落としている。
ちなみに水道施設がない場所で
生活している人は約22億人、
さらにトイレがない場所で
生活している人約7億人。
日本では考えられないですよね。
日本ではたとえ公園であっても
蛇口をひねれば当たり前に
きれいな水が出てくる。しかし、
世界では当たり前ではありません。
日本での当たり前が世界では
当たり前ではありません。
日常の当たり前に感謝ですね。
そして2学期を振り返ってみれば、
コロナウィルス感染拡大はありましたが、
学校が休校となることもなく、
多くの学校行事ができました。
2学期入りの学校祭や体育祭、
ノーベルブライトを
特別ゲストに迎えての文化祭、
各種検定、遠足、部活の大会、
球技大会、研修旅行、など
順調にできています。
これにも感謝ですね。
学校に登校でき、友達に会え、
授業を受け、部活をはじめ
各種活動ができる、当たり前の日常が
本当に大切であったことを
気づかされますね。
日常が戻りつつある中、
この当たり前なことに感謝をし、
一年を終えて欲しいと思います。
二つ目は、新年は新しい目標を
立ててスタートする。
来年はどんな目標をもって挑戦するのか。
目標は自分の可能性を拓いてくれるもの。
一生懸命に取り組むのは
素晴らしいことですが、
どこに向かって進むのか、
つまりゴールを設定しないと
徒労に終わります。
まずは明確な目標を設定することです。
三つ目は命を大切にすること。
休みになると気が抜けるもの。
リラックスしたり、楽しむことは
大切ですが、無茶や無謀なことはしない。
あなたの命はあなただけの
ものではありません。
家族、友達、先生方多くの人が
あなたを大切に思っています。
そんな人たちを悲しませることは
ないように行動してください。
新年1月11日には全員そろっての
始業式を心待ちにしています。
良い年を迎えてください!